市長コラム

2021年08月02日(月)

市長コラム(令和3年8月2日)

 28日は小学生男子ソフトボールチーム「西湘」、小学生女子ソフトボールチーム「西湘女子」が全国大会に出場するため、揃って表敬訪問に来られました。両チームともに5回目の出場となる全国大会の常連チームです。西湘は、3月に行われた春の全国大会で優勝しており、春夏連覇を目指しています。
 両チームともに、県大会では決勝リーグで一敗しての全国大会出場ですが、きっとこの敗戦から多くのことを学んだと思います。揃って全国制覇し、優勝旗を持ってきてもらいたいと願います。
 29日は小田原酒販協同組合さんから、防災対策基金への寄附をいただきました。この取り組みは梅わいんの売り上げに応じて寄附金額が設定されているもので、平成15年度に開始され、今回で19回目になります。
 コロナ禍で酒販組合は大変厳しい経営環境にありますが、その中にあってもご寄附を継続してくださったことに、心から感謝申し上げます。
 
 30日は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社さんから、ふるさとみどり基金へ寄附をいただきました。同社は市内板橋に研修所を構えておりますが、この研修所は明治の元勲山縣有朋が明治40年に構えた古稀庵の敷地内にあります。この庭園を開放し、見学者からの入園料を市内緑化の一助とするため、平成8年から同基金へ寄附をしており、今回で23回目の寄附となります。コロナ禍で来場者が減っている状況であっても寄附を続けていただいていることに、心から感謝申し上げます。
 31日は、おだわらイノベーションラボにて、市民と市長の懇談会を移住サポーターの方々とオンラインで開催しました。14名の参加者との懇談は90分では短すぎました。私は小田原以外に住んだことがないので、移住者からの視点は大変参考になります。住んでみてわかった小田原の魅力、ちょっとガッカリな所、2030年の小田原の姿など、現在策定中の総合計画に反映する事項も沢山ありました。移住者からの感想は、隣近所の方達がみんな暖かく迎えてくれるウエルカムな姿勢を口にしていました。自然の豊かさや、文化、歴史、交通利便性など小田原のポテンシャルは山ほどありますが、最終的には人なんだなと改めて気づきました。できれば、リアルな交流会が開催できたらいいなと思います。
 その後は59年の歴史の幕を閉じる市民会館ラストデイへ。59年前に市民会館を建設しようという市民の意気込みや建築デザインなどを改めて実感しました。横浜にある前川國男設計の県立音楽堂のファサードと同じ繊細なデザインに先進性を感じました。館内には別れを惜しむ市民の方が次々に訪れ、その思い出を壁に書き残していました。これも一つのデザインであります。その歴史は三の丸ホールへと引き継がれていきます。
 31日の午後4時過ぎに曽我みのり館付近の市道から水が吹き上げているとの連絡を受け、すぐに現場に駆けつけました。10mの高さまで水が噴出している状況に、驚きを隠せませんでした。しかし、土曜の夕方の時間帯であること、この配水管は桜井、富水方面へ水を供給する重要管路であることから、ここを止めると多くの市民生活に影響が出る恐れがあるため、水道の使用量が多い時間帯での緊急修理は避け、午後9時から作業を行い午後11時46分に完了しました。
 この工事に伴い、にごりが発生した箇所もありましたが、断水という事態にならなかったことに安堵しました。休日・夜間の対応にあたってくださった工事関係者、職員に感謝申し上げます。このような事態は市内各所で起こる可能性がありますので、しっかりとした点検整備体制をつくってまいります。
 8月2日、神奈川県に3度目の緊急事態宣言が発令されました。小田原市においても新規感染者数が増加傾向にあります。すでに7月22日から神奈川版緊急事態宣言が発令されており、措置内容については概ね同じ内容になりますが、今一度、感染防止対策を徹底していただきたくお願いいたします。
 本市においては、コロナ禍にあっても、市民活動、文化活動、スポーツ活動は必要と考え、公共施設の閉鎖はいたしませんが、閉館時間を原則午後8時までとするとともに、利用時間の短縮にも取り組んで頂きたく存じます。事業者の皆様には引き続き厳しい経営環境になりますが、ご理解くださいますようお願いいたします。また、厳しい環境の中で医療崩壊を防ぎつつ、ワクチン接種に全力で取り組んでいる医療従事者の皆様に心から感謝申し上げます。

2021/08/02 18:06 | 未分類

 
 

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