市長コラム

2021年09月21日(火)

市長コラム(令和3年9月21日)

 18日は、第85回西相美術展覧会授賞式に出席しました。この展覧会は三の丸ホールが開館した9月5日から開催されていたもので、心待ちにされてた方も多いと思います。主催団体である西相美術協会は90年前の1931年(昭和6年)に設立された団体で、物資の不足する時代においても、芸術活動を継続して来られたことに敬意を表します。今回の展覧会でも先人たちの作品が展示されており、その功績はしっかりと引き継がれておりました。今回は初出品の方が多数いられるとのことで、今後の活動にご期待申し上げます。
 19日は、小田原童謡大使コンサートを鑑賞しました。2018年は、児童文芸誌「赤い鳥」の創刊とともに、詩人・北原白秋が小田原に居を構えた1918年(大正7年)から100年となることを記念し、ベイビーブーさんと、ボニージャックスさんを「小田原童謡大使」に委嘱いたしました。そのことを含めて、開演に先立ち、ベイビーブーさんと、ボニージャックスさんの楽屋を訪問して、日頃のご支援にお礼を申し上げました。ボニージャックスさんのメンバーであった西脇久夫さんが先月30日にご逝去されましたが、3人となっても変わらぬ素晴らしい歌声に感動いたしました。
 20日は、小田原デジタル活用支援事業として、第1回のスマホ教室を開催いたしました。スマホなどのデジタル機器を使いこなせていない方にも、デジタル化のメリットを享受していただくため、格差を生じさせない、人にやさしいデジタル化を目指して、民間事業者の力を借りて実施しております。第1回の参加者は5名ですが、そのうち2名はスマホを所有していない方です。今後、市内各所で、入門編、基本編、活用編と開催してまいります。また、これに先立ち、本市のデジタル化推進にご寄付を頂いた、アベストミヤケ様に感謝状をお贈りいたしました。大切に使わせていただきます。
 
 その後、小田原三の丸ホールへ移動し、おだわらアート&ミュージックフェス「共感」を鑑賞しました。出演者は本市出身の演歌歌手・門松みゆきさん、小田原ジュニア弦楽合奏団、小田原少年少女合唱隊・指導アシスタント、本市在住のポップバイオリニストの式町水晶(しきまちみずき)さんで、コラボレーションアートとして、アール・ド・ヴィーヴルさんの演出もありました。
 式町さんは3歳の時に脳性麻痺と診断され、4歳からリハビリを兼ねてバイオリンを始められました。5歳の時に緑内障の発症経験されながらも、自身の障がいに屈することなく、熱心にバイオリンに打ち込まれました。東京2020パラリンピック閉会式に出演された際には、私もテレビに釘付けになりました。3時間をこえるステージもあっという間で、ステージ、観客席のみならず、社会に共感が広まった感じでした。
 この三連休は毎日三の丸ホールへ足を運びました。コロナ禍ではありますが、三の丸ホールは良いスタートが切れたと思います。

2021/09/21 17:16 | 未分類

 
 

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