市長コラム

2022年11月10日(木)

市長コラム(令和4年11月10日)

 7日は、小田原ガス株式会社、東京ガス株式会社及び小田原市との3者による「持続可能なまちづくりの実現に向けた包括連携協定」の締結式に出席いたしました。
 本市では、東日本大震災以降、エネルギーの地域自給による持続可能なまちの実現に向けて、蓄電池や電気自動車を活用したエネルギーマネジメント事業や、地域マイクログリッド構築事業など、エネルギー分野における全国的にも先進的な取組を公民連携により実施してきました。本協定は3者が相互に連携のもと、脱炭素社会に関する知見や技術を活用し、「持続可能なまちづくりの実現」を目指すものです。
 具体的には、①熱利用の脱炭素化に関する事項、②環境エネルギー教育等を通じた啓発活動に関する事項、③地域課題の解決に向けた専門的人材の活用に関する事項、④その他持続可能なまちづくりの実現に向けた取組に関する事項、の4つについて、連携して行っていくこととなります。
 本協定に基づき、脱炭素社会の実現を含めた様々な分野で連携を強化し、持続可能なまちづくりの実現に向けて継続的に取り組んでまいります。
 その後は、小田原賢人会の久津間会長ほかの皆様が、寄附のためご訪問いただきました。
 同会は、1979(昭和54)年に創立された地元の異業種経営者が経営を学ぶ会で、本市には様々な形で継続的にご支援いただいています。
 今回、市内の緑を守り、住み良い環境づくりの一助にしてほしいと「小田原市ふるさとみどり基金」へのご寄附をいただきました。これで同基金への寄附は21回目となります。私からはご厚意に感謝の意をお伝えするとともに、感謝状を贈呈させていただきました。
 夜は、中曽根公民館において、東富水地区の皆さんと「市民と市長との地域活動懇談会」による意見交換を行いました。
 東富水地区は、平成26年度にまちづくり委員会が発足。「絆ふかめたい東富水」の名称で地域活動を行っていただいています。平成30年度には「健康・福祉」「防災・防犯・教育」「生活環境・地域振興」の3つの分科会を立ち上げ、地域情報誌「いってみよう絆ふかめよう」の発行による地域情報の発信や、あいさつ運動、東富水小学校4年生によるごみ啓発ポスターの制作による美化活動など、東富水地区ならではの活動を実施されていました。
 こうした各地区を訪問し、地域の声をお聞きするとともに、市の考えなどをお伝えする「地域活動懇談会」の開催は26地区中、今回でやっと19地区目。もっと早く地域を回りたい思いがありましたが、新型コロナウイルス感染症の影響でままならない状況がありました。コロナ禍でオンラインの環境が進んだことは良かったですが、やはり地域の現場に行き、生の声を聞かないと分からないこと、伝わらないことが数多くあります。新型コロナの感染者が若干増えつつあるのが気掛かりなところですが、引き続き感染対策をしっかり行いながら、できる限り地域の現場へ足を運びたいと思っています。

2022/11/10 13:49 | 未分類

 
 

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