14日は、ハルネ小田原うめまる広場で行われました「ストリートピアノ」のオープニングイベントに出席しました。ストリートピアノとは、街なかに設置された誰でも自由に弾くことができるピアノのことで、それを弾く様子は、ユーチューブ動画やテレビ番組でも人気を博しています。
今回は、株式会社ヤマハミュージックジャパンさんの協力の下、黄色を基調に可愛らしいイラストが描かれたアップライトピアノをハルネ小田原のうめまる広場に期間限定で設置。そのオープニングとして、第29回日本クラシック音楽コンクールピアノ部門で最高位となった市内在住の中学生、荒井大河さんに生演奏を披露していただきました。
設置期間は、今月26日(木)まで。演奏可能時間は、午前9時から午後5時までとなります。ぜひ多くの方にご来場いただきたいと思います。
15日は、小田原市民ホール開館1周年記念事業として開催されました、新作能「媽祖(まそ)」を鑑賞いたしました。
本作品は、江之浦の海に着想を得て制作され、昨年4月、能楽堂である京都観世会館で初演されたものを、台本の書き直しや、映像を加え、小田原三の丸ホールの劇場空間を生かした"劇場版"として新たに生まれ変わったものです。 主役(能楽用語で「シテ」)の媽祖には、企画・演出を担当された能楽師の片岡九郎右衛門さん、春日明神を狂言師の野村萬斎さんが演じ、映像監修を小田原ふるさと大使であり現代美術作家の杉本博司さんが手掛けられました。
小田原の地で誕生したとも言える新作能が、その小田原で公演されたという巡り合わせに、とても感慨深いものを感じるとともに、古典芸能と現代技術が融合した新感覚の能の世界に浸った2時間となりました。