市長コラム

2023年04月03日(月)

市長コラム(令和5年4月3日)

 3月末の公務を駆け足でお伝えしたいと思います。
 22日は、市内で小学校卒業式が行われ、私は今年、前羽小学校の卒業式に出席しました。この日、卒業式を迎えられたのは18名の児童の皆さん。小学校6年間の後半は、新型コロナウイルス感染症により、思うような活動ができなかったかもしれませんが、そんな中でも6年生が率先して行動し、全学年が協力・工夫をしながら活動されたとのこと。皆さんの姿はしっかりと後輩に引き継がれ、前羽小学校のよい伝統として未来へとつながっていくことでしょう。ご卒業おめでとうございました。
 その後は、百歳長寿のお祝いのため、お二人の方を訪問しました。
 お一人は、加藤イツさん。オシャレが好きで装飾品をよく身に着けておられるとのこと。もう一人は、植松テルさん。40代で書道・俳句を始められ、特に書道の腕前は相当とのこと。お二人とも家族に見守られ、とても嬉しそうな姿に私も自然と笑みがこぼれました。
 夕方は、中学生硬式野球チーム「小田原足柄リトルシニア」の監督・選手の皆さんが、全国大会出場の報告に来てくださいました。
 同チームは、昨年8月から9月に開催された「2022オリエンタルフーズカップ南関東支部秋季大会」で優秀な成績を収め、10月から11月に開催された「2022関東連盟秋季大会ミズノ旗杯」でベスト16に入ったことで、3月末に大阪府で行われる全国大会(JA共済杯 第29回日本リトルシニア全国選抜野球大会)に、5年ぶり4回目の出場を果たしました。
 WBCでの侍ジャパン優勝で盛り上がりをみせている野球界。ぜひ大阪の地で小田原旋風を巻き起こしてほしいと思います。
 その後は、全国で「ホームセンタームサシ」や「ビバホーム」のホームセンター事業を展開しているアークランズ株式会社の皆さん、市内で木工製品の製造を営んでいる株式会社ラ・ルースの相田代表、小田原市森林組合の方々が、小田原産ヒノキの間伐材を利用した鉛筆「ひのきかおる」の販売に伴い、その報告に来てくださいました。
 ヒノキ鉛筆の開発経緯やヒノキの香りの効果、森林保全や環境への効果などをお聞きしました。実際に手に取ると、ヒノキの癒されるような香りがして心地よい気持ちに。それだけでなく鉛筆を削るたびにふわっと香りが漂うとのこと。環境にやさしいこの鉛筆。地場産品としていろいろな方に手に取ってもらえるよう市としても後押ししていきたいと思います。
 24日は、市議会3月定例会が閉会しました。令和5年度の施政方針や各会計の当初予算ほか諸議案について、代表質問による質疑や予算特別委員会による審査を行っていただき、可決いただきました。
 過去最大規模となった令和5年度当初予算は、「世界が憧れるまち"小田原"」の実現に向け、「子ども・子育て支援」「脱炭素移行」「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の推進に主眼を置きつつ、「生活の質の向上」「地域経済の好循環」「豊かな環境の継承」に加えて、「まちづくりの推進エンジン」の各分野の事業を更に進めていくことになります。新型コロナウイルスが落ち着きを見せる中、本格的に到来するポストコロナ時代のトップランナーとなるよう、スピード感を持って取り組んでいく所存です。
 
 その後、本市と海外姉妹都市提携をしているアメリカ・カリフォルニア州チュラビスタ市のチュラビスタ国際親善委員会のケン・村岡会長がこのたび訪日されたのを機に、市役所をご訪問くださいました。
 本市とチュラビスタ市とは、1981年(昭和56年)11月に姉妹都市提携し、今年で42年目を迎えます。チュラビスタ市の実力者であったケン・村岡会長の祖父・村岡三郎氏は、本市との姉妹都市提携にご尽力いただくとともに、チュラビスタ市の隣、サンディエゴ市と横浜市との姉妹都市提携にも重要な役割を果たされました。
 本市とチュラビスタ市、小田原海外市民交流会、チュラビスタ国際親善委員会は、青年交流事業(相互交流)を続けてきており、今年度からはチュラビスタ高校と小田原高校との交流が始まるとの報告も受けました。ここ数年はコロナ禍により対面での交流ができずにおりますが、今後も継続的な交流を確認いたしました。
(先日のWBC侍ジャパンで活躍されたダルビッシュ投手が所属するサンディエゴ・パドレスのキャップをいただきました。)
 
 25日は、桜が咲き始めた春の雨の中、二つのイベントにお伺いしました。
 一つは、市役所の前庭で行われた小田原初のクラフトビールイベント「CITY HALL BEER」へ。小田原市役所前庭の効果的な活用方法を探るため、トライアルサウンディングとして、試験的に様々な団体の方々に利用していただく事業の一環で開催された今回のイベント。あいにくの雨でしたが、2日間で延べ300人以上が来場されました。これからのビールが美味しい季節、ぜひとも再度トライしてほしいイベントです。
 もう一つは、小田原蒲鉾協同組合主催の「小田原かまぼこ桜まつり」が行われている城址公園二の丸広場へ。
 過去3年間は新型コロナウイルスの影響で残念ながら中止となりましたが、今年はコロナ前と同様の内容で開催。このお祭りがないと小田原の桜の季節が始まらないというほどこの時期の恒例イベントになっていますが、この日は残念ながら雨の中での開催となりました。小田原の地域経済活性化のため、開催にご尽力いただいた関係者の皆様に深く感謝申し上げます。
 その後は、小田原三の丸ホールで開催されました、小田原北条氏誕生500年記念シンポジウム「徳川家康と小田原・江戸」に出席しました。あいにくの雨で来場者を心配しましたが、近年の歴史ブームや大河ドラマ「どうする家康」の話題性もあって、会場はほぼ満席。本シンポジウムのタイトルの冠にもなっているとおり、今年は小田原北条氏の二代目、氏綱が「伊勢」から「北条」に改姓し、小田原北条氏が誕生して500年の節目の年を迎えています。
 今回のシンポジウムでは、第一線で活躍されている先生方にご登壇いただき、小田原北条氏と徳川家康との関係を紐解きながら、小田原と江戸との関係などについてご講演いただきました。小田原北条氏誕生500年の節目を捉え、「大河ドラマ化」に向けて市民全体で盛り上げていきたいと思います。
 その後、夕方は、城址公園本丸広場で開催されました「ODAWARA着物フェスティバル」に参加しました。「日本の文化と歴史、小田原の魅力を世界へ」と題した、「ODAWARA着物フェスティバル実行委員会」による初のイベント。午前中からの雨により本丸広場での開催が危ぶまれましたが、関係者の思いが通じたのか、なんとかギリギリでの開催となりました。
 当日は、小田原城天守閣をバックにステージを設置し、フラワーショーやメイクショーなどを実施。夜の小田原城と桜が荘厳で華やかな雰囲気を演出する中、着物フェスティバル最大の見せ場、レッドカーペットでのランウェイでフィナーレを飾りました。

2023/04/03 14:31 | 未分類

 
 

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