最終更新日:2024年03月01日
location : 小田原城址公園
城壁を撫でる紅梅 駆けめぐる予感をなべて春と呼んだら
⼩⽥原を訪問したのは⼀⽉でしたが既に少し梅が咲いており、特に城の壁に沿うよう にほころんでいるさまが美しかったです。
今回の⼆⼈の設定が「再会した幼馴染」で、これから関係が発展するかもしれないという淡い予感を「城壁をなでる紅梅」に⾒⽴てました。
location : 小田原フラワーガーデン
ながいながい花の名前を読み上げてわたしの中に咲かす⼟曜⽇
フラワーガーデンの温室には、これまで⾒たことも聞いたこともないカタカナの名前の花がたくさん咲いていました。
⻑い名前を読み上げているだけで⾯⽩く、そこから余暇や旅の楽しさを実感したため、歌にしました。
location : 御幸の浜
砂の城くずしたっきり遠い⽬のきみそのものが⼣凪だった
海岸で砂のお城を作って無邪気にはしゃいでいたと思ったら、⼣焼けを静かに眺めは じめた七瀬。
彼⼥を⼀⼼に⾒つめる岳瑠の⽿には海⾵の⾳はもう届かない。そのような情景を「⼣凪(=無⾵の状態)」に喩えました。
location : 御幸の浜
海⾵で聞こえなかったふりをして⼣陽にまぶたの奥を浸した
岳瑠が⾃らの気持ちを伝えた、もしくは今後の関係について問うたのを、七瀬は聞こえなかったふりをしてあえて流し、御幸の浜の⼣陽にその答えを託したようなイメージで詠みました。
電話番号:0465-33-1521