(写真7)コーツワース 「涅槃に行った猫」は、英語人形劇です。その原作は、1930年(昭和5)にアメリカの児童文学作家であるエリザベス・コーツワース(Elizabeth Coastsworth) (写真7)によって書かれた『The cat who went to heaven』で、当時、ベストセラーとなったそうです。彼女は児童文学に貢献した功績により1931年(昭和6)にニューベリー文学賞を受賞しています。2004年にナンシー・ハーロウさんが作詞作曲して、CDアルバムを制作されました。原作でも舞台は、日本の村です。昭和の初めのアメリカで児童文学に日本を舞台にした物語を描くとは、その後の戦争の歴史を考えると、アメリカの懐の深さに驚いてしまいます。