昨日は、足柄消防署岡本出張所新庁舎施設案内を、広域消防の構成市町長をお迎えして開催しました。小田原市消防本部では耐震性が不足していたり、老朽化が著しい消防庁舎を優先して再整備を進めています。
新しい庁舎は、機能的で使いやすく、また建物の階段や車庫内が訓練の場となるような工夫が随所に見られました。感染症対応や仮眠室の個室化など、職員の健康管理にも配慮されております。小高い丘の上に建つ、この庁舎が安全・安心のシンボルとなり、消防力の強化につながることを期待いたします。
午後は、小田原市優良産業勤労者並びに技能者表彰式に出席しました。今年で67回目となる優良産業勤労者表彰では、商工業者35名、農業関係10名、水産業関係1名の方々を表彰させて頂きました。また、技能者表彰は今年で40回目となりますが、技能功労者7名、優秀技能者4名、青年優秀技能者6名の方々を表彰させて頂きました。皆様、長年の経験で培った熟練かつ卓越した技術・技能をもって、本市の「ものづくり」の支え手として活躍されております。
表彰の後に、それぞれの方々のお仕事ぶりが映像で披露されましたが、真摯に仕事に向き合う姿に感動いたしました。今後もそれぞれの分野でのご活躍を期待するとともに、後進の指導・育成にもご尽力頂きたいと思います。
その後は、(株)山安様から、今回で12回目となる、ふるさとみどり基金へのご寄付をいただきました。(株)山安様は小田原と横浜で「秋のさんま祭り」を開催し、さんま計3000尾を焼いて振る舞われた際に、お客様から募った寄付を全額寄付していただきました。しっかりと本市の緑化の推進に役立たせて頂きます。
夕方には、小田原市交通安全総ぐるみ大会を開催しました。コロナ禍なので例年の規模を大幅に縮小しての開催でしたが、交通安全ポスターコンクール入賞者の表彰を行いました。このポスターをご覧になった方が少しでも交通安全について気を配って頂きたいと思います。
しかし、現実は厳しく、小田原市内の人身事故発生件数は昨年に比べて減少しているものの、昨年は0人だった交通事故死亡者数が、今年は10月末時点で5人となっており、危機を感じます。小田原警察署管内では死亡事故が11件、死亡者が12人で県内で最も多いそうです。これから年末年始にかけて交通量が増えてまいりますので、小田原警察署はじめ、関係機関と協力し、交通事故防止、交通安全運動に取り組みたいと思います。