市長コラム

2022年10月28日(金)

市長コラム(令和4年10月28日)

 24日は、「小田原卸商業団地協同組合」の方々と意見交換を行いました。
 同組合は、昭和45年に市内の卸業者が集まり組合を創立。昭和50年には、卸問屋の集団化と機能強化のため、鬼柳地区に団地を整備し現在に至っています。これまで地域産業の発展や雇用の創出など、本市の経済発展にご貢献いただいており、今回の意見交換では、経済分野に限らず、まちづくり全般についてご意見をいただきました。4月にスタートした第6次小田原市総合計画2030ロードマップ1.0では、「地域経済」の分野は重点施策の一つとして位置付けていますので、様々な施策を展開することにより、地域経済の好循環につなげていきたいと考えています。
 25日は、戦没者のご遺族や関係者の皆様を三の丸ホールにお迎えし、「小田原市戦没者慰霊祭」を挙行いたしました。
 多くの尊い命が犠牲となった先の大戦が終わりを告げてから77年の歳月が過ぎ去りました。しかし、世界に目を向けてみると、軍事侵攻により、多くの人々の尊い命が失われるとともに、ふるさとの地や家族を奪われ、新たな深い悲しみを生み出している現実があります。
 戦争の悲惨さと多くの市民が犠牲となった史実を風化させることなく、次の世代に語り継いでいくことが現在を生きる私たちの使命であり、二度と戦争を起こしてはならないという思いを新たにいたしました。
 26日夜は、イノベーションラボで開催されました、「第3回UDC(アーバンデザインセンター)小田原・創設ワークショップ2022」に参加しました。
 本市では、都市の魅力を創出するに当たり、都市空間デザインの視点からまちづくりについて研究・発信する、公・民・学協働の「アーバンデザインセンター小田原」の創設を目指しています。その取組の一環として、関係団体の方々とワークショップなどを開き、先進事例やセンターの役割などについて、調査・研究をしているところです。本市にとってどのような形が相応しいのか、意見やアイデアを出し合いながら、関係者の皆様とともに進めていきたいと考えています。
 27日は、小田原観光交流センターで開催されました、小田原書道連盟主催の「第73回小田原市民書道展」の授賞式に出席しました。
 授賞式に先立ち、三の丸ホールで開催された書道展を拝見させていただきましたが、一言で書と言っても様々な文字の形態があったり、文字をイメージした前衛的なものがあったりと、日本文化として書の奥深さを改めて実感した次第です。今回は高校生の作品も多く出展されたとのことで、書道界における後進の育成にも力を入れているとのお話がありました。
 その後は、上府中地区まちづくり委員会の沖山委員長ほかの皆さんが、千代中学校の生徒さんとともに、農業指導プロジェクトの報告に来てくださいました。
 同委員会では、千代中学校における農業体験学習として、関係団体のご協力もいただきながらお米づくりを指導されています。このたび、千代中学校のカントリーファームで収穫された新米「はるみ」をお届けいただくとともに、委員長と生徒さんから事業の概要や体験談などを聞かせていただきました。地域、学校、農家、事業者等が一体となったこの取組、上府中地区における地域力の高さを感じました。

2022/10/28 16:55 | 未分類

 
 

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