25日は、小田原三の丸ホールで開催の"市展"の名称で親しまれている「小田原市美術展覧会」に伺いました。
今回の市展は、「洋画・日本画」部門が5月24日〜28日、「写真・彫塑」部門が6月21日〜25日、「書道・工芸・共同作品」部門が7月26日〜30日の3会期に分けて開催され、各部門の入選作品が展示されます。
今回訪問した会期1の「洋画・日本画」部門では88点もの力作が展示されていました。小田原の文化芸術の裾野を広げてきたこの市展。次の会期にもぜひ足を運びたいと思います。
28日は、6月1日の鮎釣り解禁を前に行われた、早川の「CLEAN UP PROJECT 2023」に参加しました。「CLEAN UP PROJECT 2023」は、1,500人以上のアングラー(釣り人)が参加する釣り場清掃プロジェクトで、釣り場の自然環境を守るため、全国のアングラーズマイスターが、全国各地でごみ拾いや清掃イベントを実施しています。
この日は、早川河川漁業協同組合の皆さんや早川上流で水力発電に携わっている東京電力の方々も参加し、早川太閤橋前後の河川周辺の清掃活動を行いました。今や、海釣りだけでなく川釣りも人気となっている小田原。地域の大切な川を守るための自主的な取組に大変感謝申し上げます。
その後、桑原の田んぼで行われました「たんぼの恵を感じる会」による田植え体験の活動現場へ。同会では桑原地区の休耕田を活用し、年間を通した稲作体験により、自然や環境、農業、コミュニティなどを子どもや大人が実践的な活動の中で感じてもらおうと取り組んでおり、田植えに始まり、草取りや田んぼ・用水路の生き物観察、稲刈り、収穫祭を行っています。
今回はお米作りのスタートとなる田植えに100人近い親子が参加。ぬかるみに足を取られ、泥で顔が真っ黒になりながらも、皆さん楽しそうに田植えを行っていました。
29日は、JAZZ LIVE FOR YOU実行委員会からウクライナ人道危機救援金へのご寄附をいただきました。このたびの寄附金は、本年4月9日に開催されたジャズライブ「JAZZ LIVE FOR YOU〜ウクライナの人々へ祈りを込めて〜」での募金によるもので、日本赤十字社神奈川県支部小田原市地区で受領しました。温かいご支援に心から感謝申し上げます。
31日は、三の丸ホールにおいて、小田原市の足柄刺繍作家・上田菊明さんから、足柄刺繍の代表作品4点の寄贈を受けました。
「足柄刺繍」は、「縫箔(ぬいはく)」という独自の技法による刺繍として、上田さん自身が名付けられました。縫箔とは、布地に色糸や金糸などを縫い付ける刺繍と、生地に型紙で糊を置いた上に金箔や銀箔を貼り付ける摺箔(すりはく)を併用して模様を表現する刺繍の技法です。上田さんは、もともと地場産業として行っていた刺繍の技術をもとに、独学で研究をされ、刺繍作家として創作を続けてこられました。
上田さんの技術を継承される方がいないことは大変残念ですが、地域が誇る唯一無二の作品をしっかりと守っていきたいと思います。