市長コラム

2021年12月07日(火)

市長コラム(令和3年12月7日)

 4日は、認定NPO法人小田原なぎさ会創立15周年記念式典に参加しました。私は5年前の10周年記念式典にも参加しましたが、理事長の挨拶から、これまでの苦労や支援をいただいて乗り越えてこられた道のりを詳しく知ることができました。式典の後半には、開所以来の利用者、最近の利用者、利用者家族、支援されてる方が、それぞれのお立場から心のこもったご挨拶がありました。何よりも、利用者の明るい笑顔が印象的でした。コロナ禍で接触を避けなければならない環境の中でも、人と人の触れ合いが大切です。障害者の就労環境も徐々に改善されつつあります。障害のあるなしに関わらず、誰もがその人らしく暮らしていける地域づくりに取り組んでまいります。
 次に文化財建造物秋の観覧会の会場のひとつである、鴨宮の岩瀬家を訪ねました。この建物は三越の社長を務められた岩瀬英一郎氏の生家で、幕末から明治期の名主の形態を残している貴重な茅葺き農家造りの建物です。平成7年に小田原ゆかりの優れた建造物に認定され、平成21年に国登録有形文化財に登録されました。ほんのひと時でしたが、心が癒されました。建築物の保存活用にはご苦労も多いかと思いますが、是非後世に残していっていただきたいと思います。また、この催しにプラズマ乳酸菌飲料の「キリン イミューズ レモン」を提供くださったキリンビバレッジ様にも感謝申し上げます。
 次に、小田原男声合唱団による創立50周年記念第50回定期演奏会を鑑賞しました。会場の三の丸ホール大ホールが満席となるほどの盛況でした。おそらく開館以来満席となったのは初めてではないでしょうか。コロナがだんだん落ち着いてきて、人々の行動が自由になってきたのだと思います。同合唱団は、平成24年に姉妹都市提携30周年を記念した市民訪問団がチュラビスタ市から訪問された際には、合唱でおもてなしくださったほか、同市の訪問も含め海外公演もされるなど積極的に活動されております。今後のご活躍をお祈りいたします。
 その後は、報徳流地方創生塾小田原編に参加しました。同塾は県議時代にも何度も参加しており、公民連携の考え方などを学ばせていただきました。当日は、第一部として、木下斉さんによる「現代の地域課題解決における報徳仕法の活用方法」と題した基調講演、第二部として、本市職員による「小田原の現状」として、財政事情と教育環境についての報告、第三部が草山さんの進行で木下さんと私のクロストークという流れでした。長時間の開催でしたが、私にとっても、いろいろな気づきがありました。

2021/12/07 17:11 | 未分類

 
 

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