1日、朝一番で「相模湾の環境保全と水産振興シンポジウム」が開かれ、共催者の一人としてご挨拶をさせて頂きました。大きなテーマは「自然現象の中で漁業を守る」。地球規模の気候変動による台風など災害の激甚化による海底環境の変化や、温暖化に伴う海水温の上昇、また近年大きな環境要因となっている黒潮の大蛇行などの中、沿岸漁業を取り巻く状況は否応なく難しい対応を迫られています。そうした中でも、何とか適応して漁業を守っていくべく、貴重な講演や報告が行われました。
また、この日より、大事な意見交換会/懇談会がスタートしました。
ひとつは、「持続可能な地域社会の実現に向けた意見交換会」。これは、新たな総合計画の策定とその後の事業実施に向け、庁内の全部局長・副部局長を対象にした意見交換の場で、基本構想行政案に盛り込んでいる将来都市像「誰もが笑顔で暮らせる、愛すべきふるさと小田原」の内容となる、持続可能な地域社会の実現(「地域自給圏」の創造)に向けた、具体的な事業推進イメージを共有するべく、私と各部局長が文字通り膝を交えて意見交換するものです。
基本構想行政案には5つのまちづくりの目標を示しており、その一つずつについて、該当する部の部局長・副部局長が参加。部によっては、課長たちも同席。第1回目となったこの日は、「いのちを大切にする小田原」というまちづくりの目標に関わる、市民部・福祉健康部・子ども若者部・病院管理局・企画部の面々が参加。限られた時間ながら、市政が向き合うべき課題と事業の組み方について、方向性は共有できたと感じています。もちろん、次年度以降取り組む事業の組み方については、今後個別詳細に議論を積み上げ、目指す姿のイメージに齟齬が出ないよう、庁内で十分なコミュニケーションを取るつもりです。
今後、残りの4つについても順次意見交換会を予定しています。
