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2023年10月30日(月)

市民ボランティアが大活躍「レセプショニスト」

チケットをもぎり、会場内の案内や扉の開閉まで、テキパキとこなす、制服姿のレセプショニスト(ホール内での受付等を担当)を御覧になったことがありませんか。小田原文化サポーターの皆さんです。主に三の丸ホールで活躍する有償ボランティアです。今では、プロの方々にも評価していただけるようになった、その活動は、平成21年に始まります。
新ホール開業に向け、文化活動を支える人材を育成しようとの目的で市民が参加して行われた、アートマネジメントワークショップの修了生の方々が集まって小田原文化サポーターが結成されました。以来、閉館となるまで旧市民会館を中心に活動を行っていました。
現在、中心となって活躍しているメンバーは、老朽化した旧市民会館で、夏の暑さや冬の寒さの中、お客様に少しでも心地よく公演行事を楽しんでもらおうと館内の座席案内にも工夫を重ね、様々な業務の経験を積んでいきました。そんなレセプショニストの方々が、三の丸ホールのオープンを控え、力を入れて取り組んだのが事前研修でした。
ホール各施設の見学から実際の業務に係る位置や備品の確認、案内のための念入りな導線の検討。お客様の各年代も考慮したシミュレーションに至るまで、新ホールで業務に当たる期待と喜びを感じながら過ごした数か月の準備期間はアッという間に過ぎたそうです。迎えたオープンの日、業務に当たったメンバーは、そこで初めてお客様を迎えるという緊張感と新ホールでの活動がいよいよ始まったという感慨を抱き、今も忘れられないとのことです。
三の丸ホールも開業3年目を迎えました。小田原文化サポーターは、市主催の公演行事を中心に様々なジャンルの公演のレセプション業務を担当しており、その件数も年間で40件を超えるようになりました。メンバー間の情報共有やレセプショニストとしてのスキルアップを目指し、ミーティングや研修会も行い、運営にも意欲的に取り組んでいるそうです。
三の丸ホールを使って行う公演、発表会、展示等を企画される皆さん、レセプション業務を依頼したいと考えている皆さん、以下の市HP上の小田原文化サポーターの案内をご覧ください。
また、令和6年2月には、新メンバーを迎えるための講習会が予定されています。文化活動に関心があり、お客様をサポートできる体力とおもてなしの心を持った方、以下の講習会のチラシを御覧になって参加を検討してみてはいかがでしょうか。
 
備堂能満 記

2023/10/30 17:21 | その他

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