骨粗鬆(しょう)症リエゾンサービスの紹介
高齢者の骨折
骨折を予防するには
骨折を予防するには大きく2つの対策が必要です。1つは転倒予防で、運動でロコモティブシンドロームにならないようにしたり、プロテクターで万が一転倒した際に怪我しないようにしたりすることです。もうひとつは骨粗鬆症の治療です。食事や運動で骨質を保つことは重要ですが、骨密度が低い方は投薬の治療が必要となります。
骨粗鬆症の投薬治療
かつてはカルシウム製剤やビタミンD製剤が主流でしたが、近年高齢者の骨折が増加の一途をたどっていることをみても、それだけでは骨折予防の効果は不十分と思われます。近年より骨質の改善効果の高い製剤が多く開発されています。内服剤が主流ですが、内服剤をうまく継続できない方や、重度な骨粗鬆症の方には注射剤を使用される場合もあります。大事なことは、1つは病態に即した製剤を使用すること、もう1つは投薬を継続することで、続けなければせっかくの薬の効果も発揮できません。
骨粗鬆症リエゾンサービス
当院でのとりくみ
2016年3月より骨粗鬆症リエゾンサービスを立ち上げました。整形外科医、産婦人科医、病棟看護師、外来看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、事務員で構成されております。まだ始まったばかりのとりくみで、試行錯誤の状態ではありますが、少しでも高齢者の骨折が減るよう努力を続けてまいります。
骨粗鬆症リエゾンサービスの対象者
現在、骨粗鬆症に伴う大腿骨近位部骨折で当院に入院された患者様に限定して行っております。入院時に医師、看護師よりサービスの説明があります。希望者はその際お声がけいただければ幸いです。今後徐々に対象となる疾患を拡大していく予定です。
骨粗鬆症リエゾンサービスの内容
- 骨粗鬆症を問診や骨密度や採血で評価します。
- 骨粗鬆症について、患者様、ご家族に説明します。
- 投薬、食事、運動について専門職より説明します。
- 退院時に 1.のデータをまとめてお渡しします。転院先および退院後の治療にぜひお役立てください。