リハビリテーション科の取り組み

当院における脳卒中患者のリハビリテーションの実施回数と日常生活活動の改善率の関係 〜Stroke Care Unit導入病院との比較〜

 本研究の目的は当院の脳卒中患者に対するリハビリテーションの実施量や頻度と ADL の改善度・改善率を調査し、 Stroke Care Unit導入病院との比較をすることです。これにより、当院の現状を客観的に評価することが可能となり、今後の当院における脳卒中患者のリハビリテーションの体制を充実させていくことにつながります。本研究は脳卒中患者に対するリハビリテーションにおける一般的な検査や治療を前向きに調査するものですので患者様に特別な負担を強いることはありません。

Ⅰ.脳卒中患者のリハビリテーション

1.主治医の指示のもと、開始時に担当療法士がリハビリテーションの内容や意義、方法などについて説明致します。
2.内容を理解して頂いた上で、リハビリテーションを実施致します。

Ⅱ.起こりうる合併症について

脳卒中患者の急性期の合併症として、急性期には高血糖、低栄養、痙攣発作、中枢性体温上昇、深部静脈閉塞症、血圧の変動、肺炎、麻痺側の無菌性関節炎、消化管出血、褥瘡、尿路感染症などが挙げられます。

これらに対して、主治医の指示のもと、担当療法士が十分にりスクを把握し、科学的根拠に基づいたリハビリテーションを施行します。

Ⅲ.説明内容の理解と自由意志による同意承諾およびその取り消しについて

よくわからなかった点や疑問な点がある場合は、いつでも遠慮なさらずに担当者に説明をお申し付け下さい。またこの研究に参加するかどうかはあなたの自由です。参加しない場合でもあなたの不利益になることは一切ありませんので、同意されない場合は担当者までお申し付け下さい。

得られた情報については当院でデータ解析され学会や研究会で発表されることがありますが、あなたの氏名や生年月日を含む個人情報が外部に流出することのないよう万全の注意を払っています。

研究責任者
小田原市立病院 リハビリテーション室 中村彩菜、小澤哲也


小田原市立病院

〒250-8558 神奈川県小田原市久野46番地 電話:0465‐34‐3175ファックス:0465‐34‐3179

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