リハビリテーション室の取り組み
チーム医療の強化
患者さん個人によって病気の症状がそれぞれ違います。そのため他職種が関わり情報を共有し、連携を図りながら、早期の社会復帰を目指すチーム医療が必要といわれています。
当院のリハビリテーション室スタッフも、リエゾンサービスや栄養支援チーム、呼吸サポートチーム、認知症ケアチームの一員としての参加や整形外科、脳血管障害、循環器、呼吸器、外科など幅広い分野のカンファレンスに参加する機会を増やし、病院全体で最善の治療を行えるように取り組んでいます。
また、摂食嚥下障害看護認定看護師が誕生したのを機に、2021年度より摂食嚥下支援チームが発足しました。
嚥下障害を抱える患者さんに対し、「口から食べ続ける喜び」を取り戻すことを目標に他職種が共同して指導や管理などの活動を開始しています。
当院のリハビリテーション室スタッフも、リエゾンサービスや栄養支援チーム、呼吸サポートチーム、認知症ケアチームの一員としての参加や整形外科、脳血管障害、循環器、呼吸器、外科など幅広い分野のカンファレンスに参加する機会を増やし、病院全体で最善の治療を行えるように取り組んでいます。
また、摂食嚥下障害看護認定看護師が誕生したのを機に、2021年度より摂食嚥下支援チームが発足しました。
嚥下障害を抱える患者さんに対し、「口から食べ続ける喜び」を取り戻すことを目標に他職種が共同して指導や管理などの活動を開始しています。
365日リハビリテーションに向けた体制づくり
近年、リハビリテーションの概念として「早期かつ高頻度」というのが推奨されています。つまり、当院のような急性期の病院において「より早く」かつ「より継続的に」リハビリテーションを行うことが強く推奨されており、365日リハビリテーションを実施している施設が増えています。
そこで、我々は急性期から365日リハビリテーションの体制を構築している施設へ視察に行き、将来的な365日リハビリテーションを構築するための準備をしてきました。
そして、2019年度から土曜日リハを開始し、2020年度は土曜日に出勤する療法士の数を増やしています。2022年度から365日リハビリテーションを実施する予定です。
※ STは土日出勤は行っておりません。
そこで、我々は急性期から365日リハビリテーションの体制を構築している施設へ視察に行き、将来的な365日リハビリテーションを構築するための準備をしてきました。
そして、2019年度から土曜日リハを開始し、2020年度は土曜日に出勤する療法士の数を増やしています。2022年度から365日リハビリテーションを実施する予定です。
※ STは土日出勤は行っておりません。
外来心臓・呼吸リハビリテーション
近年、心臓リハビリテーションや呼吸リハビリテーションの重要性が報告されています。当院では入院中だけでなく、外来でも心臓リハビリテーションや呼吸リハビリテーションを実施できる体制を整えております。
心臓リハビリテーションや呼吸リハビリテーションの専門の理学療法士、看護師、栄養士が患者さんの再発予防に向けた自己管理の方法、栄養指導、運動療法などを丁寧に説明させていただきます。
心臓リハビリテーションや呼吸リハビリテーションの専門の理学療法士、看護師、栄養士が患者さんの再発予防に向けた自己管理の方法、栄養指導、運動療法などを丁寧に説明させていただきます。
脳血管疾患の地域連携強化に向けた取り組み
当院では、脳血管疾患に関わる職種の地域連携を深めるため、年に1、2回他職種を対象とした講習会を開き、取り組みを通して地域とのつながりを強化していきます。また、症例報告、検討会も行っています。
定期勉強会
当院では、充実した研修制度の他に、定期的な勉強会を開催しています。コロナ禍においては、オンライン研修を併用して実施しています。内部障害・脳血管疾患・運動器疾患に関して、基礎的な内容からケーススタディまで行うことで、経験が浅いスタッフでも一連の流れがイメージできるように教育することを目的としています。
当院のみならず、小田原近隣の病院からも多数参加されています。
当院のみならず、小田原近隣の病院からも多数参加されています。
リハビリテーション実績
当院では、入院中にリハビリテーションが必要な方に、十分リハビリテーションが実施できるよう取り組んでいます。現在では、入院患者の2割以上の方がリハビリテーションを実施しており、全国的な報告を上回っています。
科別リハビリ依頼件数
2019年 | 2020年 | 2021年 | |
整形外科 | 841 | 675 | 732 |
脳神経外科 | 260 | 280 | 285 |
救急科 | 535 | 419 | 545 |
呼吸器内科 | 204 | 134 | 167 |
消化器内科 | 66 | 122 | 198 |
腎臓内科 | 108 | 4 | 40 |
泌尿器科 | 25 | 45 | 58 |
循環器内科 | 392 | 452 | 555 |
外科 | 353 | 306 | 390 |
呼吸器外科 | 46 | 40 | 54 |
耳鼻咽喉科 | 43 | 68 | 124 |
糖尿病内分泌内科 | 23 | 33 | 39 |
小児科 | 46 | 44 | 55 |
形成外科 | 2 | 1 | 9 |
皮膚科 | 16 | 10 | 26 |
リハビリテーション科 | 4 | 1 | 3 |
婦人科 | 13 | 17 | 25 |
学会発表・論文
pdfファイルをクリックし、ご覧ください。
臨床研究
リハビリテーション室で実施している臨床研究について紹介します。
通常、患者の診療を通して新たにデータを取得する臨床研究は、文書もしくは口頭で研究内容を説明し、同意を得た上で行いますが、臨床研究のうち、患者への侵襲や診療方法への介入がなく、診療情報等の情報のみを用いる研究や、特に既に目的とする治療や検査が終了したのちのカルテ情報等を用いて行う臨床研究などについては、国が定めた指針「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」において、「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るのではなく、研究の目的を含めて研究の実施についての情報をホームページ上などに公開し、研究への協力を希望されない患者さまからの協力拒否の申し出の機会を保障することで、同意を得たこととすることができる」とされています。このような手法を「オプトアウト」といいます。
下記リンクから、本院で実施している臨床研究(オプトアウト)の内容についてご覧になれます。(上記以外のリハビリテーション室の研究を含む)
下記リンクから、本院で実施している臨床研究(オプトアウト)の内容についてご覧になれます。(上記以外のリハビリテーション室の研究を含む)
関連情報リンク
市民公開講座
令和3年3月20日(土)開催
講演内容
講演1 フレイルって何??簡単にできるフレイルチェック。あなたはフレイルにあてはまりますか。
講演2 コロナに負けない!!今からできる簡単トレーニング
講演3 老化は口から始まる!!知らないと怖いオーラルフレイル」~あなたの歯と口の動きは本当に大丈夫ですか?~
講演4 運動不足になると、心臓病や脳卒中になりやすいって本当??
講演2 コロナに負けない!!今からできる簡単トレーニング
講演3 老化は口から始まる!!知らないと怖いオーラルフレイル」~あなたの歯と口の動きは本当に大丈夫ですか?~
講演4 運動不足になると、心臓病や脳卒中になりやすいって本当??
今回開催した講座の中で、紹介しきれなかった内容を下記PDFデータにまとめています。
ぜひ参考にしていただければと思います。
ぜひ参考にしていただければと思います。