【広報紙で連載中】Welcome to おだわライブラリー
時代やニーズによって、今までも、そしてこれからも変わっていく図書館の意外と知らないお話を紹介していきます。
現在、広報小田原で中央図書館(かもめ)の開館30周年記念の連載記事を掲載しています。
連載記事の補足を含め、ホームページ上でも随時公開していきます。
目次
第8話 進む!図書館のデジタル化
デジタル化の始まり
今では当たり前となったデータでの貸し出し管理ですが、30年前までの図書館は、本に添付しているカードと、個人が持つ貸出券を一緒に保管するアナログ管理でした。そんな中、市では中央図書館(かもめ)の開館を機にシステムを導入し、蔵書や利用者の情報をデータで一元管理ができるようになりました。
現在は、市内の図書館・図書室・図書コーナー全8施設でシステムを導入しており、蔵書検索や取り寄せなど、簡単に行えるようになっています。
蔵書検索サイト「ウェブOPAC」で、取り寄せを簡単に行うことができます。
※初回ログインには、新規パスワード登録が必要です。さらなるデジタル化へ
さらには、小田原市立図書館LINE公式アカウントを友だち追加して「ウェブOPAC」とアカウント連携すると、LINEでもバーコードを表示できる他、予約した本の準備ができた際に通知を受けることもできます。
小田原市立図書館LINE公式アカウントでは、イベント情報など図書館の最新情報を受信できるほか、ウェブOPACの機能をLINEで便利に使うこともできます。
詳しい情報はこちら
第7話 いろいろなサービスで「読書の秋」を堪能
いつでもどこでも読める「電子図書館」
仕事や学校、家事、育児などによって、普段なかなか図書館へ足を運べない人も多いはず。そんな人のために図書館では、電子書籍をスマホやタブレットで読むことができる「電子図書館サービス」を行っています。
現在の利用可能冊数は2千を超え、中には文字の拡大や音声読み上げ機能が付いているものもあります。
市内に在住・在勤・在学の人で、図書館の利用者カードを持っていれば、電子図書館サイトで、IDに9桁の図書館利用者番号、パスワードに8桁の西暦生年月日を入力して、すぐ利用できます。ぜひ「電子図書館」を楽しんでください。
電子図書館についての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
地域への配本活動「自動車文庫」
中央図書館(かもめ)では、図書館の利用が難しい地域に住む人へ、読書の楽しさを届けるために、主に放課後児童クラブや自治会、図書室や図書コーナーなどへ、定期的に本を届けています。
第6話 閉架書庫に潜む本
半分の本が眠る閉架書庫とは
中央図書館(かもめ)では、28万冊を超える本を所蔵していますが、実は普段皆さんが閲覧している開架と呼ばれる書架に並んでいる本は約14万冊。では、残り半分はどこにあるのでしょうか。
閉架書庫では、移動式の書架を設置することによってデッドスペースが解消され、多くの本や資料を省スペースで収容することが可能なのです。
閉架書庫の本は読めないの?
閉架書庫の本も、館内で読んだり、貸出可能なものは借りたりできます。館内の検索機やインターネットの資料検索で、保管場所に「○○閉架」と表示されたものは、検索機から発行されたレシートや本のタイトルなどをカウンターの職員に伝えれば、その場で探してお渡しすることができます。
旧版の本や雑誌のバックナンバーなど、開架にはない古い本や資料が中央図書館(かもめ)には多くあります。気になるものがあれば、お気軽にカウンターへ相談してください。
第5話 あなたも「かもめ」の一員に
「もっと図書館へ関わってくれる人を増やしていきたい」「もっと図書館を好きになってほしい」中央図書館(かもめ)では、その思いから2つの取り組みを行っています。
イベントを提案しませんか?
アイデアが浮かんだ際は、図書館と共催で実施できるかも!お気軽に提案してください!
まずは、開催イベントに参加してみるだけでも大歓迎!館内の掲示板やInstagramでイベント情報をチェックしてみてください!
お薦め本を紹介しませんか?
利用者が、2カ月間オーナーとなって、中央図書館(かもめ)所蔵のお薦め本を展示する「一箱本棚」。自分好みにポップを飾り、多くの人に自身のお薦め本を紹介できます。
オーナーからは「自分がお薦めする本を借りてくれて嬉しい」、借りた人からも「新たな本と出会えて楽しい」といった声が多く届いています!
第4話 「かもめ」の誕生
小田原に新しい図書館を!
当時、市内の図書館は昭和34年に建設された城址公園内の市立図書館のみでした。また、既に建設から30年以上が経過しており、老朽化と機能面から新しい図書館を望む声が多く上がっていました。
そこで、平成2年9月に市立図書館建設準備委員会を発足。平成4年9月に新図書館の建設が始まり、平成6年6月に完成しました。
建設当時の様子
前庭の植栽工事
閲覧席配置前
書架設置完了
総合カウンター
児童図書コーナー
視聴覚ライブラリー
建物の完成後、購入した図書の配架や館内サインの掲示、図書館システム機器の設置などの準備を経て、平成6年8月1日に開館しました。
どうして「かもめ」なの?
平成5年10月に、新図書館の名称を募集したところ、244人から計307件もの応募がありました。
応募された館名は、図書館協議会で選考し、小田原にゆかりの深い「こゆるぎ」「さざなみ」「あすなろ」「けやき」「かもめ」の5つが最終候補となりました。
その中でも、11人と最多数の応募があったことに加え、酒匂川河口にカモメが群生していることや、所在地である鴨宮の「鴨」と仮名遣いが一致していることから、「かもめ」が採用されました。
令和2年4月、城址公園内の市立図書館の閉館に伴い、市の中心的な図書館であることを分かりやすくするため「中央図書館」に改称しましたが、これからも多くの人に親しまれている愛称で「かもめ」と呼んでください!
第3話 夏休みの宿題は「かもめ」で攻略!
夏休みの児童サービス
夏休みの宿題といえば、読書感想文や自由研究。どういう本を読んだら良いのか分からないときは、図書館の職員と一緒に探すことができる他、夏の読書にお薦めの本を紹介するリーフレットを配布しています。
取り組み方に悩んでしまうことが多い調べ学習には、必要な資料や情報を探し選ぶスキルを習得できる、中央図書館(かもめ)の「調べ学習の基礎講座」を活用できます。
詳しくは、広報やホームページ等でお知らせします。
家族や友達と一緒に学習できる「創作室」
4人掛けの机が9つあり、大声でなければ会話もできるので、グループ学習や自由研究、工作など、家族や友達と一緒に学習するのにお薦めです。
予約は必要ありませんが、イベントなどがある日は開放していません。
ホームページで開放日を確認して、ぜひ夏休みの学習に利用してみてください。
第2話 図書館に、その本が並ぶまで
中央図書館(かもめ)で所蔵する本
これらの本は配架するまでに、ブックコートフィルムを貼るなどの装備や、管理のために本の情報を登録するなど、さまざまな準備をしています。
ところで、そもそもなぜその本が図書館にやって来たのか。意外と知らない人は多いのではないでしょうか。
選書 ~選ばれし本たち~
中央図書館(かもめ)では、絵本、小説に加え、歴史書や専門書など、分野が偏らないよう、毎月約400冊を選書・購入しています。特に、小田原に関する本は、地域の歴史や文化を伝える資料として、重点的に収集しています。
選書では、カタログや、実際に本を持ち込んでもらい現物を見ながら選定する「見計らい」の他、利用者からのリクエストを基に、司書などの職員が購入候補を選びます。その後、選書会議を経て配架する本が決定します。
新刊本コーナー
第1話 青いエプロンを着た仲間たち
支え続けて20年、「かもめ図書館フレンズ」
その人たちは、ボランティアグループ「かもめ図書館フレンズ」です。
「かもめ図書館フレンズ」には、5つのグループがあり、それぞれ希望のグループに所属して、活動を行っています。
排架排列グループ | 返却された本を書架に戻したり、間違った場所に入っている本を分類番号順に並べ替えたりします。 |
---|---|
装備修理グループ | 破損した本などを修理します。 |
児童コーナー飾りつけグループ | 児童コーナーの飾りつけの計画、準備、飾りつけをし、明るい雰囲気づくりを心掛けています。 |
館外美化グループ | 図書館周辺の樹木、草花の手入れをしています。 |
映画会グループ | かもめ名画座の企画、ポスター準備、当日の機械操作などをしています。 |
家ではない場所で読書ができる空間も図書館の魅力の一つ。「かもめ図書館フレンズ」によって、その空間は、少しづつ変わっていきます。
来館した際は、ぜひ注目してみてください。
会員募集中!
興味ある人は、ぜひ声を掛けてください。
関連情報リンク
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:図書館 資料係
電話番号:0465-49-7800