絵画・寳金剛寺の真言八祖像 8幅 (ほうこんごうじのしんごんはっそぞう)
指定名称 | 絹本著色 真言八祖像 |
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所在 | 国府津2038 寳金剛寺 |
形状等 | 絹本著色 軸装 ※各図の大きさは本頁下部参照 |
概説
真言密教の正系を伝えたインド・中国・日本の8人の祖師を描いた真言八祖像です。
京都東寺に伝わる空海ゆかりの伝統的な図様を踏襲していますが、牀座(しょうざ)や曲彔(きょくろく)ではなく敷物の上に坐し、八祖のうちの恵果の侍童も省略されています。
画面左上には白・赤・緑等から2色を選んで塗り分けた色紙形を置き、それぞれの祖師の略伝を記します。
筆勢のあるおおらかな描線が大きな特徴であり、力強い描線と面相の描き方から、制作年代は南北朝時代と推定されます。
本図は、市内仏画の中でも古例の一つであり、真言八祖像の完備したものは神奈川県下でも大変珍しく貴重な作品です。
京都東寺に伝わる空海ゆかりの伝統的な図様を踏襲していますが、牀座(しょうざ)や曲彔(きょくろく)ではなく敷物の上に坐し、八祖のうちの恵果の侍童も省略されています。
画面左上には白・赤・緑等から2色を選んで塗り分けた色紙形を置き、それぞれの祖師の略伝を記します。
筆勢のあるおおらかな描線が大きな特徴であり、力強い描線と面相の描き方から、制作年代は南北朝時代と推定されます。
本図は、市内仏画の中でも古例の一つであり、真言八祖像の完備したものは神奈川県下でも大変珍しく貴重な作品です。
①龍猛(りゅうみょう)
②龍智(りゅうち)
③金剛智(こんごうち)
④善無畏三蔵(ぜむいさんぞう)
⑤不空三蔵(ふくうさんぞう)
⑥一行(いちぎょう)
⑦恵果(けいか)
⑧空海(くうかい)
祖師名 | 縦(cm) | 横(cm) |
---|---|---|
龍猛(りゅうみょう) | 101.3 | 58.0 |
龍智(りゅうち) | 101.4 | 58.2 |
金剛智(こんごうち) | 102.3 | 58.3 |
善無畏三蔵(ぜむいさんぞう) | 101.4 | 58.2 |
不空三蔵(ふくうさんぞう) | 101.5 | 58.4 |
一行(いちぎょう) | 101.4 | 58.1 |
恵果(けいか) | 101.4 | 58.1 |
空海(くうかい) | 100.8 | 58.2 |
この情報に関するお問い合わせ先
文化部:文化財課
電話番号:0465-33-1717